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療養型病棟の看護師の仕事内容について

ここでは、療養型病院、療養病床のある入院施設と、そこに勤める看護師の仕事内容についてお伝えします。

 

一般病棟は、急性期の治療を施す病棟のことであり、入院期間は短期間で概ね2週間前後となっています。

 

それに対し療養病棟は、病状がある程度安定している慢性期の患者を対象とし長期療養を目的として、そのような患者さんに対し、医療処置やリハビリ等のサービスを受けられる病床を備えた病棟のことです。

 

要介護認定を受けた高齢者を対象とする介護型の療養病床も存在します。

 

日常生活動作(ADL:Activities of Daily Living)の拡大を目指す介護型療養病床では、医療処置やリハビリだけだなく、介護度にあわせて身体介助も受ける事が出来ます。

 

つまり看護と介護の両方を兼ねているということです。

 

 

療養病床の種類

 

「医療療養病床」と「介護療養病床」と2種類があり、医療保険または介護保険どちらかで適応する保険が異なっています。

 

 

医療療養病床で働く看護師の業務

 

医療療養病床は、早期退院に向けた経過的な医療処置を目的といています。

 

慢性期の病状にある患者が原則3ヶ月を目標として、医療及びADL、年齢などにも異なります。

 

医療療養病床で働く看護師は、リハビリなどの機能訓練を主として、

 

・介護師
・理学療法士(PT)
・作業療法士(OT)
・言語聴覚士(ST)
・ケースワーカー

 

などの専門職と連携して、患者のケア、サポートを行い退院まで看ていきます。

 

 

療養型病院に勤める場合、看護師の業務は基本的に一般病床と同様の医療処置を行います。

 

療養型病院の看護師は、患者の安全を確保して、精神的・肉体的ストレスを和らげ、リハビリや介護分野の専門職の人とチームを組み、患者に接していかなければなりません。

 

 

介護療養病床で働く看護師の業務

 

介護療養病床で働く看護師の具体的な業務は、概ね次のとおりです。

 

・申し送り、医師からの指示による処置とその報告業務、ケアプランの作成
・バイタルチェック、検温、全身の状態観察、合併症予防、感染対策
・注射、点滴、採血、それに付随する処置
・胃ろうや経鼻栄養等による経管栄養のケア及びそれに付随する処置
・褥瘡処置、頻回吸引、配膳準備、食事介助、予薬、オムツ交換、入浴介助、体位交換及び身の回りのケア
・リハビリテーション、緩和ケア
・レクリエーションの開催

 

このように、介護業務も含まれることが特徴的です。

 

これは、療養型病院に入院する患者というのが、病状は安定しているものの、寝たきりの状態、あるいは麻痺によって会話が困難、認知症を発症しているなどのケースが多いためです。

 

そうした患者にとっては、病院が「生活の場」でもあります。

 

看護師は、患者ができるだけ快適に生活できるよう、看護だけでなく介護も行う必要があります。

 

レクリエーションが行われるのはその一環です。

 

長く病院で生活する患者の「QOL(生活の質)」を高めることが目的なのです。

 

 

療養型病院で働くメリット・デメリット

 

メリット

 

・受け持つ患者数は多いが、業務自体は医療処置が比較的少ないため、時間的余裕も生まれやすい。

 

・患者一人一人と向き合う時間が増やしやすくなり、結果的に信頼関係を築きやすくなる。

 

・患者の急変さえなければ残業も比較的少ない。

 

・ケアを工夫する中で患者の状態が良い方向へ進んだときは、それがやりがいにつながる。

 

・療養型病棟では、患者の死に直面するケースがあるため、終末期の看護に関心がある人にとっては学びが多い。

 

デメリット

 

・医療行為が少ない反面、介護的業務を行う機会が増えることで忙しさを感じる(個人差あり)。

 

・急性期病棟に比べると物足りなさを感じる人もいる。

 

 

以上が代表的なメリットとデメリットになります。

 

もし、最先端医療の現場で働きたいという意識や、高度な医療や手技を学びたいという向上心、急性期の患者さんを救いたいと考えるのであれば、それは一般病棟の方が理想に近づける可能性が高いです。

 

給料については一般病棟と同程度、夜勤もあると考えておいた方がいいでしょう。

 

給料アップを目指すのであれば、摂食・嚥下障害認定看護師や、皮膚・排泄ケア認定看護師などの認定看護師の資格を取るのも選択肢の一つです。

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