【スポンサードリンク】

専門看護師の仕事内容について

続いて専門看護師の仕事内容について紹介しましょう。

 

専門看護師は、患者さんだけでなく患者さんの家族や医療関係者、地域社会など多くの人々と関わります。

 

以下の4つは、専門看護師だからこそできる仕事です。

 

 

1.地域と連携して患者さんをサポート

 

卓越した専門知識をもっている看護のエキスパートで、医療機関や地域全体の看護の質を向上させる働きができるのは、看護師の中では専門看護師だけです。

 

自身の看護ケアを通じて、地域全体の看護の仕組みそのものを変えるなど、大きな働きができるのも魅力的です。

 

 

2.看護師のリーダーとして後輩を育成

 

看護師のリーダー的存在として看護師の指導を行い、具体的には、病院全体の看護の質を高めるために勉強会を開催するなど、周囲を巻き込むコーディネーターとして活躍します。

 

 

3.専門知識を看護現場で実践

 

身につけた専門知識を医療現場で実践でき、自身が行ってきた看護を研究し、看護学会に論文を提出することもあります。

 

 

4.チーム医療を支える

 

薬剤師・栄養士・医師・介護士などの医療スタッフと協力して「チーム医療」を支える役割があり、ミーティングで医師が話す患者さんの治療方針を、栄養士・薬剤師などと共有したり、患者さんが過ごしやすい環境をつくるために情報交換を行ったりします。

 

 

専門看護師は、

 

・多くの人と関わって、より質の高い看護ケアを提供したい!
・看護師のリーダーとして医療チームを率いたい!

 

と考えている看護師にオススメの資格です。

 

 

また、専門看護師と認定看護師の違いは以下のとおりです。

 

認定看護師は、認定看護師認定審査に合格すればなれるのに対し、専門看護師は大学院に2年間通う必要があります。

 

ですから、専門看護師を目指す場合は、大学院の受験勉強や学費の確保などの準備をしておく必要があります。

 

大学院で学ぶ内容は、11の分野の中からひとつ選んだ専門分野と、「クリティカルケア看護」です。

 

※クリティカルケア看護とは、生命の危機にある患者さんやその家族をケアする看護のことです。

 

大学院によって卒業に必要な単位数は違いますが、たとえば、日本赤十字看護大学 大学院の場合は、専門分野38単位、クリティカルケア看護分野26単位を取得することが卒業要件になっています。

 

専門看護師は患者さんや家族をサポートする仕事なので、クリティカル看護は必修科目です。

 

したがって、専門看護師は取得するのが非常に難しいという側面があるので、看護師の資格の中でも最上位の資格と言っても過言ではありません。

 

 

専門看護師の専門分野について

 

専門看護師は、医療ニーズに合わせて専門分野が分かれていて、日本看護協会では、以下の13の専門分野を設定しています。

 

1.がん看護

 

・がん患者の精神的、肉体的苦痛を理解する。
・患者やその家族に対してQOL(生活の質)の視点に立った、水準の高い看護を提供する。

 

 

2.精神看護

 

・精神疾患患者に対して水準の高い看護を提供する。
・心のケアを行う「リエゾン精神看護」を提供する。
(リエゾン看護とは、患者さんと医療関係者との心の橋渡しをし、質の高い精神ケアを提供すること)

 

 

3.地域看護

 

・産業保健、学校保健、保健行政、在宅ケアの領域で水準の高い看護を提供する。
・地域の保健医療福祉の発展に貢献する。

 

 

4.老人看護

 

・高齢者が入院や入所、利用する施設において、高齢者の生活の質を向上させる。
・認知症や嚥下障害などをはじめとする、複雑な健康問題を抱える高齢者のために水準の高い看護を提供する。

 

 

5.小児看護

 

・子供たちが健やかに成長や発達をしていけるように、療養生活を支援する。
・他の医療スタッフと連携して水準の高い看護を提供する。

 

 

6.母性看護

 

・周産期母子援助や女性の健康への援助などの、女性と母子に対する専門看護を行う。

 

 

7.慢性疾患看護

 

・生活習慣病の予防や、慢性的な心身の不調とともに生きる人々に対して、水準の高い看護を行う。
 (慢性疾患の管理、健康増進、療養支援など)

 

 

8.急性・重症患者看護

 

・緊急度や重症度の高い患者に対して集中的な看護を提供する。
・患者本人とその家族の支援、医療スタッフ間の調整などを行う。

 

 

9.感染症看護

 

・施設や地域における個人や集団の感染予防と、発生時の適切な対策を行う。
・感染症の患者に対して、水準の高い看護を提供する。

 

 

10.家族支援

 

・患者の回復を促進するために家族を支援する。
・患者を含む家族本来のセルフケア機能を高め、主体的に問題解決できるように身体的、精神的、社会的に支援し、水準の高い看護を提供する。

 

 

11.在宅看護

 

・在宅で療養する対象者およびその家族が、個々の生活の場で日常生活を送りながら在宅療養を続けることを支援する。
・在宅看護における新たなケアシステムの構築や、既存のケアサービスの連携促進を図り、水準の高い看護を提供する。

 

 

12.遺伝看護

 

・対象者の遺伝的課題を見極め、診断・予防・治療に伴う意思決定支援とQOL向上を目指した生涯にわたる療養生活支援を行う。
・世代を超えて必要な医療・ケアを受けることができる体制の構築とゲノム医療の発展に貢献する。

 

 

13.災害看護

 

・災害の特性をふまえ、限られた人的・物的資源の中でメンタルヘルスを含む適切な看護を提供する。
・平時から多職種や行政等と連携・協働し、減災・防災体制の構築と災害看護の発展に貢献する。

 

 

※専門看護師がケアする対象は、“患者さんとその家族”です。

 

専門看護師は、患者さんへの看護ケアだけではなく、周囲の人や地域を含めた多くの人と関わる看護活動ができることが特徴で、地域での看護の質を向上させる活動もしています。

 

専門看護師の場合は大学院に2年間通う必要があり、期間が長いために勉強と仕事の両立が難しいです。

 

したがって、その選択は、あなたが“将来なりたい看護師像”によって変わります!

 

専門看護師は“専門的で影響範囲が広い仕事がしたい人”が向いているといえるでしょう。

 

 

 

【スポンサードリンク】

トップへ戻る